unreal-info

Tactical Ops サーバー

ここでは、LinuxでUT MODサーバの建て方を解説します。 MODとは、ユーザーにより作成された追加ゲームのことで、有名な物として TacticalOps(TO), StrikeForce(SF), RocketArena(RA)などが存在します。 ここでは、日本で最も人気の高いTOとRAについて書くことにします。

TacticalOps

実銃と実際の物理法則の世界で戦うCounterStrike(CS)を模倣したMODです。 システム的には、CounterStrikeとほぼ同じですで、武器の種類とマップ、 バランスなど細かい部分が違うだけのゲームだといえます。 CSよりアクション性が強い為、UTプレイヤーでも楽しめるようです。

Linux版UTは、TO側の不具合によりmodインストールすると不具合がでる という報告があります。よってここでは手動でインストールします。 現在の最新バージョンは2.2(115M)です。私は、wgetで、ここからDLしました。 DLが終わったら、これを解凍します。
# unzip tacticalops220.zip

TacticalOps220というディレクトリができるので、中身をすべてコピーします。
# cp -r TacticalOps220/* /usr/local/games/ut/

これでインストールは終わりです。とりあえず動かしてみましょう。
# ucc server TO-Monastery?s_SWAT.s_SWATGame ini=/usr/local/games/ut/System/TacticalOps.ini

文字列がズラズラとでて、エラーが出ていなければ動いているはずです。 クライアントを用意して、joinしてみてください、可能なら成功です。 無理だったら、最初から手順を確認してみましょう。

次は、常設できるようにashで、TOサーバの起動、停止を簡単にできるようにします。 その前に、ashは、TO 1.6までにか対応していないツールなので、 対策として以下のコマンドをあらかじめ入力しておきましょう

# cd /usr/local/games/ut/
# ln -s ./TacticalOps/Maps/TO-RapidWaters2.unr ./Maps/SW-RapidWaters2.unr

次に下準備として、ashでサーバの基本設定を変えます。 (ashの操作等は、11月中旬の中級編を参考にしてください)

最初に D) の項目で/usr/local/games/ut/System/TacticalOps.iniをiniファイルとして設定し、S) や O) でサーバの基本設定をします。 中級編で推奨した値を設定しておくと無難かと思います。 設定ができたら、サーバを動かしjoinできるか確認しましょう。

次に、I) で起動&停止スクリプトを作成します。 普通に質問に答えていくと3つ目の質問でゲームタイプを聞いてきます。 通常は、

  1=DM, 2=CTF, 3=DOM, 4=AS, 5=LMS, 6=TDM
という選択肢ですが、TacticalOps.iniを指定している場合は
  1=DM, 2=CTF, 3=DOM, 4=AS, 5=LMS, 6=TDM, 7=SW
と選択肢が一つ増えているので、7を選択しましょう。 次にマップを聞かれるのですが、RapidWaters2しかないと思うので これを選択します。(ここでは仮選択です)
終わりに、以前に作ったスクリプトがあると、上書きするか聞かれます。 (中級編にて、DMサーバ用のスクリプトが生成されているはず) 上書きしたくなければ、Nを選択して、TO.initとでも名前を付けて保存しましょう。 スクリプトの使い方は、前と同じで
# TO.init [start][stop][restart]
これで、起動、停止、再起動がコマンド一発で可能となります。 一度起動してweb adminでブラウザからTOサーバの設定しましょう。

ashで、指定したマップ名は仮のものなので再起動させるとうまく動きません。 よって、生成されたTO.initのマップ指定部分を書き換えねばなりません。 具体的には、TO.initをエディタで開き MYMAP=SW-RapidWaters2 ---> MYMAP=TO-RapidWaters2
このように書き換えれば、TO.initで再起動させても問題ありません。